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2019-03

大人になってからのピアノレッスン

時々、大人の方からこんなお話を伺います。

「ピアノを習ってみたいけど、大人になってからでは難しいように思い躊躇している。」

「昔習っていてまた弾いてみたいけど、もう全然弾けないと思う。」


確かに子どもの頃と比べて、年齢を重ねていくと身体を思うように動かすというような技術面での上達はゆっくりかもしれません。それでも練習の仕方を工夫することで、何歳からでも必ず弾けるようになりますし、上達していきます。

また、年を重ねていけばいくほど、様々な体験を通して得られた精神的な成熟が音楽表現をする上での強みになります。

 

作曲家でありピアニストであり、指導者であったリストは「技術は機械的な練習からではなく精神から生まれるべきである」と仰っていたそうです。すぐれた演奏家になるためには、すぐれた感性と豊かな知性に裏打ちされ、あらゆる問題に精通した人間になることが求められます。


実際にある作曲家の曲を演奏するためには、その作曲家が生きた時代背景や、その地域の歴史を学び、作曲家の意図や心を理解しようとする試みが大切です。私自身も、新しいことを本で読んだり、実際に体験するたびに、曲に対する理解が変化しています。曲を聴いた時の印象も変化するので面白いです。


そのようなことから、大人になってからピアノを始める事、あるいは続けることは、深く芸術を理解した上で演奏が出来るという強みがあると思います。

 

 「上手に弾けないから恥ずかしい、練習時間がとれないから自分には無理なのではないか?」という不安が先立ち、始められない方も多いと思います。


 私も仕事や家事をしながらピアノを練習しているので、ピアノにむかえるのは1週間のうちほんの限られた時間だけです。そのため、限られた時間で効率よく効果のある方法を考えて練習しています。少しずつ仕上がって行く過程も楽しいですし、形になった時の感動は他ではなかなか得られません。


 はじめから上手に弾こうと考えなくてよいと思います。まずは自分で出すピアノの音色を楽しむことが第一歩です。一音一音楽しんで弾きながら、だんだんと曲が仕上がったら素敵ですね。

 

 もし、「習いたいけど出来るかしら?」と悩んでいるならば、思い切って試してみてはいかがですか?


神奈川県湘南エリアでレッスンをいたします。

詳細のお問い合わせ⇒メールでお願いします。

 

「ロシア・ピアニズムの贈り物」

ピアノを演奏する上で、今一番重視しているのが音色と身体の使い方。実際にピアノに向かう以外の時間は、色々な本を読んでイメージトレーニングをしています。

その中で最近読んで良かった本が「ロシア・ピアニズムの贈り物」原田英代(みすず書房)です。華々しいテクニックよりも、もっと根本的にピアノを弾く上で大切な事を教えてくれます。ロシアピアノ学派の巨匠たちの重みのある言葉が大変勉強になりました。

またこの本は、心理臨床の営みと、作品を演奏することが、互いにいい影響を与えているし、どちらも同じ方向性にある行為だという私の最近の自論を強く裏付けてくれる興味深い本でした。

作者、原田さんがロシアで師事したメルジャーノフの言葉で一番印象に残ったのは「演奏家の使命とは、演奏を通じて作曲家の意図が表されるようにすべてを捧げる事である。演奏家は決して自分を世に知らしめるために作曲を利用してはならない」です。
作曲家が何故この曲を、どのような気持ちで作曲したのか。それを想像し共感して表現していくことは、臨床の場でその人の背景や気持ちや生き方を想像しながら関わることと似ていると思います。


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ピアノデュオコンサートダイジェスト

コンサートを終えてから、ピアノに関しては少しのんびりモードで過ごし、
ここ数週間、友人パーティー用の曲、その他新曲を始めて楽しんでいます。

1ヶ月程しかたっていませんが、久しぶりにコンサートの動画を見ると何故か懐かしい感じです。
というわけで、懐かしの?ではありませんが、ダイジェスト動画をアップすることにしました。

インスタピアノ同好会という、プロアマ問わずピアノ好きが投稿してお互いの演奏を聴いて楽しむ同好会にアップした1分バージョンの動画です。


Mozart : Sonata K.381
Chopin : Waltz op64-1(子犬のワルツ)
Chopin : Waltz op64-2
Dvorak : Slavonic Dances op 72-2
Dvorak : Slavonic dances op46-1
Brahms: Hungarian Dances 1
Brahms; Hungarian Dances 5
Brahms;Hungarian Dances 6
Tchaikovsky; The Nutcracker, Dance of the sugar plum fairy
Tchaikovsky; The nutcracker, Waltz of the flowers

ピアノデュオコンサートを終えて

先週末、長い間準備してきたピアノデュオコンサートを無事開催し、
たくさんのお客様にお集りいただいて
温かい雰囲気の中で演奏することが出来ました。
これまでご協力いただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

デュオのパートナーの野津日名さんとは、
数年前から時々舞台で演奏してきましたが、二人だけのコンサートは今回が初めてでした。
そのため、プレッシャーもあったり、楽しみだったり、
色々な気持ちの中準備を進めていました。

結果、今回は私たちらしいステージをご披露できたと思います。
長年の課題だった、舞台での緊張(特にソロ)も、ちょっと克服できたのか、
楽しんで演奏することができました。

お客様からのコメントで、「ハンガリー舞曲の時に子どもがリズムに乗って歌いだそうとしたので気が気ではなかった」との話がありました。お母様としてはドキドキだったと思いますが、
踊りたい曲になっていたのかな?と嬉しくなりました。

風邪をひいていたこともあり、終わった後は燃え尽き症候群のような数日を送っていますが、
また次に向けて準備開始です。
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プログラムの中身。 色々調べて行くうちに楽しくなってしまって、遊び心満載になってます。
地図のあるページの各作曲の名前の下のラベルは、各国の有名ビールのラベルです。

スライド2 スライド3 


オランダでのピアノレッスン

今回のピアニスト3人オランダ旅行は空港についてすぐにデンハーグへ。
そこで2泊観光をしてから、先生が住む小さな町Epeへ向かいました。

泊まるのは去年もお世話になったペンション。
Thuis bij Zwanikken 
アットホームで居心地のいいお家の1部屋をお借りしました。
広間には古いアップライトピアノもあります。
オランダ ペンション
ペンションのお庭と今回泊まった部屋

マリーン先生のレッスンは2日半。午前と午後3時間ずつ3人が交代で受けました。
先生のレッスンでは毎回オーケストレーション、呼吸、テーマのまとまり、などを意識させられます。
デュオでは、2人で1人のように考えて演奏しなければなりませんが、ペダルの事、音量、音質、間、等等、考える事がたくさん増えて、帰国してからの調整が大変です!
自分なりに考えて弾いて行っても、さらにたくさんのことを気付かされ、教えていただけるので
この旅行中に多くの事を吸収出来たと思います。

私の中で今までにない視点は、音楽的修辞学の視点。
ルネッサンスの頃から、作曲の際に修辞学の技法を取り入れるようになったそうです。
つまり、聞き手を説得するような言い回し(音程の使い方)を取り入れ、曲の感情を表しているので、
その言い回し(フィグーラというそうです)を知る事で、曲の理解が深まります。

例えばショパンワルツOp64-2の美しい曲。「何故この曲が美しいのか?」と最初に質問されて面食らいました。「何故?」と聞かれるとは思っても見なかったので。
先生の答えは、感情の高揚を表す上への大きな跳躍を最初のテーマ(6度)、中間テーマ(1オクターブ)と頻繁に取り入れているからということでした。
また、半音の連続を使った下降は溜め息、を表しています。
もっと修辞学と音楽の関わりのことを知りたいと思い、帰国後調べてみましたが、まとまって書かれたものはありませんでした。

というわけで、多くの事を学んだオランダ旅行でした。
レッスンは楽しい!
かず 
夜、個人練習にお部屋をお借りした。弾いているのはかずちゃん。




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